carpe diem

声優とラジオとエイトとお酒とアート。時々ドーナツ。

忘れられない音楽体験 〜関ジャニ∞/YOU CAN SEE

2020年のライブ初めが明日に迫ってきた。

 

年末に購入したまっさらなスケジュールに1番に書いたのは佐伯ユウスケさんのワンマンライブ【ウラオモテンション2】。

 

少しずつライブに向けて準備をしながらチケットを見て、口元が緩ませる。お風呂入ったらラジオ聞きながらネイルしよう、当日は誕生日にもらった可愛いリップ塗ろう、なぁんて考えていることに気づいた瞬間、自分がこのライブをいかに楽しみにしていたか気づいて、一人暮らしの部屋の中で「ふふふ」と笑ってしまった。

 

 

佐伯ユウスケ ウラオモテンション2」

 

 

いつもより少し丁寧に予定を書き込みながら、ふとあることを思い出した。そしてすぐさま自分のスマホのメモを探り始めた。

 

―あった。

 

それはちゃんと律儀にタイトルまでつけて保存してあった。(こういう時メモ魔な自分の性格を褒めたくなる)

 

メモにはこう書かれていた。

 

佐伯ユウスケ ウラオモテンションカバー曲」

西野カナ/君って

☆村上&丸山(関ジャニ)?/YOU CAN SEE?

柿原徹也/咲いちゃいな

入野自由/ I am I

吉野裕行/さよなら

 

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ファーストワンマンライブ、ウラオモテンションが開催されたのは2018年5月。

 

村上くんと丸ちゃんの名前や楽曲タイトルの横に自信のなさの象徴であるハテナが書かれているのを今見ると笑いが漏れてしまう。

 

本当に。

2018年の私は2019年にFCに入っている私なんて想像出来なかった。

 

私がeighterになったのは2019年の2月だった。

 

つまりこれは私が関ジャニの音楽に本格的に触れるずっと前のもの。(メモなので呼び捨てになっている点は許してほしい) しかもスマホにメモするということは、その曲を相当気に入ったのだろう。メモの横にしっかりと目立つように☆マークを付けていた。この記事を書きながら思い出したが、ライブのセトリを作る時【You Can See】だけがどうにもこうにも手に入らなかった。

 

 

だから私の中でこの曲は幻の曲となったのだった。

 

幻とはいえ、【You Can See】を聞いたときに体に走った感動の震えはよく覚えている。

 

 

メジャーシーンのアーティストからアニソンや声優まで、幅広い表現者たちに楽曲を提供してきた佐伯ユウスケさん。自身で生み出した音楽を歌うこのコーナーはピアノ1本で歌い上げていて、その真っ直ぐな旋律に聴き入ってしまっていた。

 

音に対して言葉数が少し多めのユウスケさんの歌詞。そのコロコロと自然と口の中を転がる音がとても心地良かったのだ。

 

―きっともう空のあの人に泣きそうです

―今では楽勝です

―現在に勝てたらはじかれそうです

 

このですます調になる部分はどこかよそよそしさがあり、胸がキュッとなる。しかも

ユウスケさんのワンマンではピアノ一本の演奏。ジャズっぽいくぐもったような雰囲気がまた大人な空気を作っていて素敵だった。

 

 

そして2020年1月。私はあと少しでeighter1周年を迎えようとしている。

 

気づけばただ「知っている」だけだったエイトは今では「応援する」人になったのだ。

 

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【You Can See】との再会はeighterになってすぐに訪れた。友達が貸してくれたPuzzleのライブDVDのユニットコーナーでイントロが流れた瞬間鳥肌が立った。脳みそが恋焦がれた相手(音楽)との再会を喜んで祝福のベルを鳴らしていた。「私!これ!知ってるよ!!!」そう声にならない思いが身体中を駆け巡った。

 

スポットライトを浴びた村上くんと丸ちゃん。今思うとちょっと背伸びしてたのかな?って微笑んでしまいそうなシックな装いだった。そして今の【友よ】を思うとあの頃のスタンドマイクとのなんとも言えない距離感が愛おしいステージだった。

 

 

この曲の魅力は英語と日本語の歌詞が入り交じっているところだと思う。歌詞の音、そして素敵な声を持つ2人の声帯にのせたらどうきこえるのか。そこまで考えたのではないか?とおもってしまうくらいパチッとハマっている。クリエイターのユウスケさんはこの二人のこういった声のトーンまで意識した歌詞を書いたのでは?と思ってしまう。

 

 

そしてこの喜びの再会を果たした瞬間もうひとつのことに私は気づいたのだった。

 

このユウスケさんのライブで【You Can See】を聞いていたときは私の意識に関ジャニ∞という存在は影も形もなかった。顔が浮かぶこともなかった。そりゃそうだ。あの頃私が知ってた関ジャニ∞は【ズッコケ男道】のようなテイストのものだった。まさかこんなジャズっぽい大人の湿っぽさを持つ曲を歌うだなんて思いもしなかった。

 

ユウスケさんの声は雑味のない真っ直ぐな声を持つ。パキッと気持ちいい明るさと暗さのバランスが絶妙なのだ。そんなユウスケさんの【You Can See】はドライでサバサバしていた。そしてその分、歌詞がとても良く耳に届く。だからこそこの曲に私は惹かれたのかもしれない。

 

そして再会して、自分がエイトの中でも好みの歌声を持つ丸ちゃんの声で聞いた時、この曲が完成されたような気がした。

 

なかなかクリエイターがカバーする場面というものに出くわすチャンスはない。しかも知らないうちにその歌い手にハマって楽曲と再会するなんて、どれくらいの確率だろう。

 

これほ本当にとても素敵で忘れられない音楽体験だった。

 

そして振り返って私はこう思う。これはこの上なく純な状態で曲に出会えたってことなのかもしれない、と。そしてこんな出会いはこの先あらばかなりラッキーなんじゃないか、と。

 

今この曲を聞いたらどうしたって大好きな丸ちゃんのことがリンクして脳裏にあの笑顔が浮かんでしまう。無意識のうちに曲というものに人という要素がプラスされてしまうのだ。

 

まったくのゼロの状態で曲を聞けたという経験ができた。そんな意味でもこの曲は私にとってかけがえのないものになっている。

 

 

 

そして明日、私はまたユウスケさんに会う。

エイターになった私はもしかしたらまた新たな音楽体験がライブで出来るのかもしれない。

 

 

そう思うとワクワクして、今日は寝れそうにない。