carpe diem

エイトと声優と音楽とお酒とアート。時々ドーナツ。

11月11日の君たちへ

彼らの音楽は大きな物語だ。

 

 

11月11日の大阪の夜。

音楽番組はベストヒット歌謡祭の中で集結した関ジャニ∞、なにわ男子、そして関西ジャニーズJrのみんなの姿を見た時に私はそっと、そして熱くこう思った。

 

 

「彼らの歩く道が光射す方へつながりますように」

 

 

テレビ画面に映ったのは大阪フェスティバルホールの観客席にいる関ジャニ∞。そして彼らと向かい合うようなかたちで力いっぱい歌を披露する後輩の関西ジャニーズJrだった。その画面から伝わる空気感があまりにも暖かくて、なにものでもない私は心の底から彼らの幸せを願わずにはいられなかった。

 

 

―――

 

今日のパフォーマンスは明くる12日にデビューを控えたなにわ男子にとって特別なものだったにちがいない。関西ジャニーズJrのユニットとして最後に仲間たちと歌うのだ。目の前には先輩グループ。しかも全国放送で。彼らの出演情報から間もなくして判明した関ジュの参加は一言でいうならエモい。文字通り同じ釜の飯を食った仲間たちと故郷大阪を離れる(デビューしたらいずれ上京するのだろうと思ってる…)前に慣れ親しんだ歌を歌う。そのときからこの夜のパフォーマンスは忘れられないものになるだろうという予感と期待に胸が膨らんだ。

 

そして待ちに待ったパフォーマンス。

そこにはいつもの関ジュがいた。

 

笑顔いっぱい。

元気いっぱい。

 

そしてその様子を彼らのずっと前を歩いてきた関ジャニ∞がなんとも良い顔で見守っていたのも印象的だった。嬉しそうな、ちょっと恥ずかしそうな、でも同じくらいの誇らしそうな顔だった。

 

これはジャニーズ特有だと思うのだけど、小さい時から(丈くんなんて小学低学年)知っているという関係性は家族、兄弟、友達、先輩後輩みたいな括りでは説明しきれない何かがあるように思う。そしてこの言葉に出来ない何かに私はずっと心惹かれている。

 

なにわ男子の前に広がった関ジュたちの応援横断幕を見た瞬間震えるほど感動した。

 

みんなが大きな力強い文字で書いた言葉たち。

 

「大好き」

「待ってろよ」

「家族」

 

目に見える文字以上の想いが言葉にならない横断幕の余白に詰まっていた。

 

―――

 

ジャニーズの音楽に深く触れる、というかFCに入りeighterという嬉しい名前が自分に増えた時から私と関ジュの関わりは始まったのだと思う。オタクのお家芸:過去の映像やメディアを漁る、を通して知ったのはまるで大河ドラマのような関西ジャニーズJrの歴史だった。

 

その先頭をきり、けもの道を笑いながら歩いていたのが関ジャニ∞。今ではプレイヤー以外の場所にも活動の場を広げている。けれど11日に大阪のど真ん中で大きく「まだまだ終わらないから」と歌い上げる姿は自分たちのために、eighterのために、そして今日ここにいる後輩たちのために歌ったのではないかと思わざるをえないくらい熱かった。

 

がなりの効いた声で力強く歌う「LIFE ~目の前の向こうへ」は画面越しだったのに関ジャニ∞の歌声があまりの熱すぎて、鼓膜が火傷のようなヒリヒリした感覚になった。さらにラストの丸ちゃんの「もっと頑張って」の「もっと」は今までにないくらい力強くて、これは目の前にこの歌を届けたい子達がいるからこそ出てきた歌声なのかなと感じた。

 

まだまだ終わらないからという関ジャニ∞の決意、そしてメッセージ。

 

MVとして公式に上がっている「稲妻ブルース」同様、今宵の関ジャニ∞は熱くカッコよく、そして強かった。

 

 

―――

 

 

11月12日を迎えるのはデビューするなにわ男子だけじゃない。

 

また新しい関西ジャニーズJrにとっても新しい1歩。そんな彼らの決意のような強さを感じた。

 

さらにその先をゆく関ジャニ∞の背中は大きい。

 

ああ、この大阪で生まれた大きな流れが私は好きだなぁ。

 

 

だからもう一度伝えたい。

 

 

 

彼らの歩く道が光射す方へつながりますように。

 

 

 

 

 

そしてなにわ男子、デビューおめでとう。