carpe diem

エイトと声優と音楽とお酒とアート。時々ドーナツ。

9月を振り返ると、とても濃密だったなぁと思う。

自分のPCを立ち上げ、真っ先にチェックするのは時計だ。そして同時に視界に入る日付を見て短くため息が漏れてしまう。

 


今日は9月29日。

 


あと一日で9月が終わる。

 


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いつも以上にこの29日間を愛おしんでしまうのはそれだけ濃密で幸せだったということなのだろう。

 


ふぅ。

 


「ため息をつくと幸せが逃げるよ」なぁんて人は言うけれど、今のため息はどちらかと言うと幸せがキャパオーバーだから盛れてしまっているため息だ。美味しいハンバーグだって沢山食べたらゲップしてしまう。今の私はそんな感じ。慣れない幸せについて本気出して考え、そして戸惑っている。

 

 

 

どの年よりも2019年の自分は誰よりも自分らしくいることが出来たと思う。

がむしゃらに頑張りはするけれど、無理はせず、背伸びもしなかった。

 

 

 

これまでは足に合わないハイヒールを無駄にカツカツ言わせて歩いていたと振り返って思う。でも今年は何がきっかけだったかなんて分からないが、たった1センチヒールを低くしたらフィットして軽快に歩けることを学んだ。

 


ここではサラリと9月を振り返ろうと思う。これは人に読んでもらうための日記というよりも、自分のための日記だ。

 


この気持ちを忘れたくないな、と思っている。

 


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9月3日関ジャニ∞ 15th Anniversary Live【十五祭】@東京ドーム

私は幸せ者だ。1つの繋がりがキッカケで縁がめぐり参加することになったオーラス公演。あの2日後に亮ちゃんの退所発表があり、私が「関ジャニ∞錦戸亮」を見たのはこれが最初で最後となった。

 


楽しかったこと、そのあとからずっと考えていること。正直たくさんありすぎてまだ上手く文章にはできない。けれどこれだけは心から思う。

 


関ジャニ∞錦戸亮が見た最後の光景が東京ドームいっぱいに広がるエイトとエイターたちの笑顔とペンライトでよかった、と。

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9月6日入野自由ライブツアー2019【TEN】@ Studio Coast

入野自由くんの今年のツアーはKiramuneでの音楽活動10周年を記念したとても素敵な時間だった。過去を振り返りながら、ファンへ感謝というよりも、ここから前へ行くんだぞという決意表明のようなライブだった。


何よりもライブとはこんなにも清々しく終われるのか、と感じた時間だった。

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9月7日酒林堂八雲

2泊3日(予期せぬ台風の影響で延泊)の島根旅行を兼ねての朗読劇公演に参加。

ろうそく一本のあかりの中浮かび上がる吉野さんをはじめとした演者の表情。そしてあまりの近さに全身を包み込むような声の圧に触れて震えてしまった。

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9月21日 誕生日でした(*ˊᵕˋ*)

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9月23日 大切な人の結婚式

スピーチ頑張った!(笑)

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9月28日水島精二監督20周年記念イベント

こちらは友達が急遽来れなったため、ピンチヒッターとして参加。

トークゲストは神谷さん、吉野さん、三木さん、そして脚本家の會川さん。対談式のわちゃわちゃしたものだと思いきや、まさかの1対1の濃密トーク

とても贅沢な空間!!!

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あとこれだけ!

 

三木眞一郎様の圧倒的カッコ良さ。

そして当日を終えて

布団に潜り込み、明日の仕事に備えて寝ようとしている。

 

だけど寝れない。

 

足は疲れているし、帰宅後気分よく缶ビールを1本飲み干した。久々にお風呂にお湯をためて浸かったし、美味しい冷凍チャーハンを平らげた。あとは寝るだけ。

 

 

なのにそれが出来ない。

 

 

体の奥がまだ熱いのだ。

 

私の瞼には今日の東京ドームの光景が浮かぶし、喉は【勝手に仕上がれ】の「二ー二二二ー♪」を叫びたがっている。鼓膜では【蒼写真】が記憶のレコードを永久再生している。

 

 

今私の体は関ジャニ∞の音楽で満ちている。

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ドキドキな1日前

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今、東京ドームシティのタリーズで友達を待ちながらこの文章を書いている。

 

隣のおば様たちの声も、イヤホンから流れる音楽もどこか遠くに聞こえる。大好きなソイラテの味は分からないし、いつも以上にスマホフリック入力する文字が誤字ってる。

 

そんな柄にもない自分の様子を隣で幽体離脱した冷静な自分が笑って見ている気がする。

 

 

とにかく感覚がないのだ。

 

 

 

 

明日ついに関ジャニ∞に会える。

 

 

 

 

 

Emotional ―感情を解放したその先

Emotional

 

この1枚を聞いた時、知らず知らずのうちに心にかけてしまった沢山の鍵を、一つずつ耳に届く音がそっと開けてくれたような気がした。

 

リード曲の《Innocence》を初めて聞いた時、私は声を上げて泣いていた。

 

 

その理由を考えてみた。

人に言いたいけど言えないこと。

空気を読まなきゃいけないこと。

理性が先に働いて縮こまってしまうこと。

 

それを全て解放してくれたが故の涙のような気がしたのだった。

 

 

感情をパレットの上に固まってしまった絵の具に例えたとして。この吉野さんの音楽はそれをゆっくり溶かして、まっさらなキャンバスに色が伸びて行くようなイメージだ。

 

その伸びていく色はけして綺麗じゃないけど、ああ、自分たちの想いってInnocence…純真無垢なんだ、って思える。

 

 

自分の嫌なことも好きなことも全部受け止められる、そんか1枚が私にとっての【Emotional】

 

Dramatic Surf Coaster ―The Band A℃という名刺

吉野さんの音楽の軌跡を辿る中でとてつもなく大きな存在がツアーDramatic Surf Coasterから一緒にライブを作っているバンド、The Band A℃だとおもう。

 

ようちゃん。

まるさん。

やまちゃん。

フッキー。

もっくん。

 

この文章を書いている今、彼らの愛称を叫びたくて仕方がなくなっている。

 

今年の3月、情熱アンソロジーの札幌振替公演で思ったこと。

 

それは私は吉野裕行のライブというソロのパフォーマー以上にThe Band A℃というバンドのライブを見に行っているんだということ。

 

この楽曲は吉野裕行というパフォーマーの名刺のような作品だ。

 

みんなでこんな楽しい音を奏でているんだよ、そう語りかけてくるような歌だ。

 

だから吉野さんの曲に興味を持った友達には真っ先に勧めたくなる。疾走感やインパクトは少ないかもしれないけれど、優しく楽器と声が包み込んでくれるのがこのDramatic Surf Coasterだ。聞いているとサポーターの自分もふわりと包んでくれているのかなと思える。そして私はこんな素敵な人のサポーターなんですよ、よかったら仲間になりましょ、って手を差し出したくなる。

 

吉野さんのバンドの魅力は楽器の音が活きているところだと思っている。Kiramuneという男性声優のプラットフォームの中でどうしても「声」が先に来る。それは当たり前なのかもしれない。声を活かす音楽、というのが私の中にあった印象だ。

ただKiramuneの中でも特に吉野さんの歌活動はこのDramatic Surf Coaster後、ちゃんと楽器の音がサポートするものではなく、しっかりと届く音楽になっているような気がする。

 

だから私はThe Band A℃に会える28日が楽しみで楽しみで仕方がない。

 

レイニーナイター ―泥だらけのあの頃の勲章へ

いくら大好きで応援している人の楽曲の中でも、すべてを100%大好きと言える訳では無い。自分の中でのぶっちぎり1番のお気に入りもあれば、それほど心が揺さぶられないものもあるだろう。私にとって吉野さんの「レイニーナイター」は最初きらみゅんの公式で解禁された時、まさにそれだった。

 

感想は

 

 

「うん。普通。」

 

 

ただツアーというものは不思議なもので、吉野さんやサポーターのみんなと同じ時間を共にし、重ねていく事にどんどん惚れ込む曲がある。例えるなら、気にならなかったクラスメイトが急に席替えで隣になった瞬間惚れてしまうという状況だろうか。

 

2018年のツアーを重ねていく事に私の中で「レイニーナイター」はじわりと浸透していき、好きになったのだ。

 

この曲は子供の頃、夢中になって遊んでいて近づく雨雲に気づかず、濡れてしまうものの、心の中に残る爽快感を描こうとした…といったことを雑誌で読んだ。その時はそれをさらりと流してしまったのだが、いざライブツアー情熱アンソロジーが大阪で幕を開けた瞬間、私の上に雨が降った。吉野さんがあの曲で届けたかった心の震えを実体験できた、そんな気がしたのだ。

 

レイニーナイターの真骨頂は吉野さんとサポーターによる「wowow」の声のかけあいだと思う。感情を言葉に出来ず、その高ぶりに身を任せてでてきた音こそがこのシャウトなのだ。

 

だからだろうか。

重ねていく事に、どんどん身体にその記憶が刻まれていくので自分の中で楽曲の存在が想像以上に膨れ上がっていくからこそ、小難しい理由や考察を抜きにして、ただただ「好き!」と叫びたくなる。

 

 

これを読んでくれている人にはこんな感情になは曲はあるのかな?と考えながら今日はここでフリックする指を休めようと思う。

 

 

耳の恋人?

 

それはもちろん。

 

 

レイニーナイター。

情熱アンソロジー ―何度も見る灼熱の夢

心拍数が上がる音がある。

 

そう。声ではない。

 

音だ。

 

そんな身体の芯から興奮のあまり血が沸き立ち心拍数が上がる音こそ吉野さんの2018年のツアータイトルにもなっている「情熱アンソロジー」である。

 

ライブでは集まったサポーター達が手拍子をさして我ら自慢のキャプテンを待つ瞬間に流れた。ただでさえ今から始まる激アツな時間を前に心臓がバクバクと肋骨が痛くなるほど鳴っているのに、そこにこの歌のイントロが来るからもう大変。

 

実際ライブツアーを2019年3月に終え、その直後のキラフェスで聞いた時もライブハウスでの感覚が蘇ってきた。

 

それくらい深く深く記憶に刻み込まれている音こそ「情熱アンソロジー」の凄さだと思う。

 

 

この凄さは吉野さんが楽曲に仕掛けたギミックの効果も大いにある。私が「情熱アンソロジー」を初めて聞いたのはMV撮影のときだった。イントロが流れた瞬間に聞き覚えある音に瞬時に記憶の引き出しを探しまくった。

 

そう。これは吉野さんの最初のツアーCharge!のOP曲と全く同じ音だ。

 

そりゃ血が沸き立つわけだ。

だってこんなにも自分の中に刻み込まれている音なのだから。

 

ご自身もその後の雑誌やMCでも気に入っていたCharge!のあのメロディをもとに楽曲制作を依頼したと話していた。

 

 吉野さんはよく、終わるから始まりがあると話している。情熱アンソロジーはそれを深く感じる曲だ。終わるから始まる。だからこそ何度も何度も一緒に楽しい夢を見ることが出来る。

 

なんとなくそう言っているように思う。

 

あと1週間とちょっと。

 

熱いステージでまた吉野さんと灼熱の夢を見ることが出来る。