carpe diem

エイトと声優と音楽とお酒とアート。時々ドーナツ。

それは真夏の夜の夢に響いた声だった ―Johnny's DREAM IsLAND 2020-2025 大好きなこの街から

なにわの日(7月28日)が笑顔を連れてやってきた。

 

梅雨の湿って重たくさい空にスパッと割り込むような底抜けに明るい声たちがウォーターキャノンのバーストと共に大阪万博記念公園から鳴り響いた。

 

それは一筋の光のようにも感じた。

 

彼らは歌に乗せてこう高らかに叫んでいるようだった。

 

「どうだ!俺達が関西ジャニーズ」だと。

 

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7月28日、夕方6時。

私は自宅のPC画面の前にいた。

 

これからライブだから、と意気込んで関ジャニ∞の47ツアーTシャツを着てスタンバイした。もちろん手には十五祭のペンライトを握った。一人で見るのは寂しいので隣には丸ちゃんBOYを添えて。

 

手元にいつものチケットはないが、画面にはデジタルチケットが届いていた。そこで指定された座席は「アリーナAブロック1列1番」。

 

画面を見ながらこのライブのテーマであるゼロディスタンスを感じた。用意してくれたのは現実で見たことがない最前列。(そしてその後すぐ「え?最前やけど、これめっちゃ端っこやーん」というツッコミもまた、ライブの時座席で一喜一憂するのとまったく同じだ。)

 

そして予定時刻から10分ちょい遅れて、真夏の夜の夢が始まった。

 

 

 

Lil miracle / Lil かんさい

青のスパンコールと両肩に小さな羽をあしらった衣装に身を包んで公園からひょこっと登場しら彼ら。「迎えに行くから」という言葉ほどこの夢への入口に相応しいものはないと思うくらいぴったしだった。

 

そしてガラリと雰囲気を変えたのが次のグループ。

 

 

Firebird / Aぇ!group

お揃いのパープルが基調の衣装で激しく飛ぶように舞う6人の力強い歌声に心を鷲掴みにされてしまった。画面向かって突進してきそうな勢いのあるカメラワークもまた魅力的だった。がなりの効いた声、巻舌、そしてシャウト。熱いとはまさにこのことだ。Aぇ!のみんなの想いは「愛の向こうへ飛んでいこうぜFirebird」の歌詞のまんま、画面を越えた。

 

 

なにわ男子 / 僕空~足跡のない未来

実は今回初めて聞くなにわ男子のこの楽曲。どうしよう、すごく好きだ!と恋した瞬間だった。「手と手繋いで笑おう」のあと太陽の塔の裏側のアップと共に「この太陽の下で」と弾ける笑顔を見ると、この曲はこのライブに打ってつけだと感じた。西畑さんの伸びやかな声が空を突き抜けるようだった。画面は自分もよく知っている万博公園なのにそこにいる彼らはキラキラのアイドル。そんなミスマッチから生まれるファンタジーに気持ちがふわりと心地よく浮いた。

 

 

ここから怒涛のデビュー組(今回のライブだとお兄ちゃん組と言った方が合ってるかも)。

 

 

Big shot!! / ジャニーズWEST

力強い歌声を芝生広がるオープンスペースから届けたWEST。みんなで歌うのがとにかく楽しい!というグループの仲の良さとこのイベントにかける想いを感じた。一人ひとりが歌う時に他のメンバーを見つめる眼差しがすべてを語っているようでこの瞬間に私はジャニーズWESTというグループに興味を抱いたのだった(そしてそのままの勢いで後日の松竹座公演を購入!)。

 

 

罪と夏 / 関ジャニ∞

これぞ夏!この曲がなきゃ夏は始まらない!

勢いと熱さと笑顔を100倍にしてくれるこの楽曲を歌いながら5人が誘ってくれたのは太陽の塔の下に設置した特設ステージ。

「思い出じゃなくて好きになって」の歌詞の通り、こんなに明るく弾けるエイトを見たら好きになってしまう。楽しそうに歌う姿を見たら自分もそのなかの1人になりたい!と思わせるのがエイトのライブの魅力だ。

 

続々と集まる関西ジャニーズの面々。エイトの後ろには彼らの後輩たちがズラリ。長年バックについて一番近くで苦楽を共にしたWEST。彼らの導きを受け、その遺伝子を感じさせるなにわ、Aぇ、Lil。力いっぱい体を使って踊る関西ジャニーズJrたちの姿もそこにあった。この瞬間、太陽の塔のステージには関西ジャニーズの歴史が駆け巡っているように感じた。

 

今回、配信トラブル対応の計らいとして期間限定でアーカイブが残ったのだが、私が何回もリピートしたのがウォーターキャノンのシーンだった。バァーンと大きな号砲とともにステージにいる彼らを襲った予想外の集中豪雨。それを浴びながら踊りまくる姿をみてこちらも画面越しに笑顔になる。だってみんな開放されたような清々しい最高の笑顔だったのだ。笑顔は画面越しだろうが関係なく伝染する。

 

 

 

 

笑顔。

 

 

思い返せば私が関ジャニ∞に惹かれたきっかけは彼らが楽器を弾いている時の笑顔だった。実際の顔の表情だけじゃない。エイトの声が笑顔そのものであり、同時に彼らの楽器も笑顔の音を奏でる。彼らが笑顔なのはいつだって根底にあるのは「楽しい」だからなのかもしれない。もちろん色々抱えているものはあるかもしれない。楽しいという気持ちだけで歩んできたわけじゃない。けれど数々のDVDを通して真っ先にこちらに伝わってくるのは彼らが「楽しい」ということだった。

 

だからいつからか私も初めてJUKEBOXを見た時にいつかエイトとその「楽しい」を共にしたいという気持ちが芽生えたのだった。それが今ここに繋がる扉をノックしたきっかけだった。

 

 

 

そして似たような感情が関西ジャニーズのステージングを見て沸き起こってきた。

 

 

WESTがええじゃないかと不安も笑い飛ばしてくれることも。なにわが弾ける笑顔で歌い上げる姿も。Aぇがほとばしる熱さいっぱいで煽るところも。Lilがその優しい歌声でつつんでくれることも。

 

彼らの楽しそうな姿を見たら「私も一緒に!」と共に時間を共有してみたい、そう思ってしまった。

 

 

「罪と夏」を歌う姿を見見ながらぼんやりと関西に感じることがあった。

 

彼らがよく「家族感」と例えられる理由。

 

 

 

それは関西から「夢」という名の同じ釜の飯を食べ合った仲だからなのかもしれない。その釜で炊いたご飯を笑いあって、時に悔しい想いをしたり、悩みながら食べてきたからこそ、今日のステージから強い繋がりを感じたのだと思う。

 

幸せなことに8月いっぱいこの真夏の夜の夢は続く。ジュニアの子達がこれから今日見た背中をどう感じて羽ばたくのか楽しみで彼らの公演のチケットも購入した。もちろんなにわもAぇも…と気づけば全グループ分夢の島へのチケットを手にしている。

 

 

7月28日。

真夏の夜のに響いた声は夢に溢れていた。

 

 

 

そして私もまた、その夢の続きを可能な限りそばで見たいと願っている。

 

 

 

 

 

※追記

正直なにわの日の感想をどうまとめようかまだ迷っていて、この文章もこれでいいのかな?と感じながらアップしている。もしかしたら後日消すかもやし、追加記事をあげるかも。

どうやらまだまだ私は夢の中にいるみたいだ(笑)